正答3
解説
正解は3です。
前立腺肥大症は、加齢とともに前立腺の内腺(移行域)が大きくなり、尿道を圧迫する病気です。
前立腺癌との違いが問われています。
【選択肢別解説】
1:× PSA(前立腺特異抗原)は、前立腺肥大症では軽度の上昇にとどまることが多いです。
極めて高値になるのは前立腺癌が疑われる場合です。
2:× 石のように硬い前立腺は、前立腺癌の所見です。
前立腺肥大症では、表面が滑らかで弾性のある硬さの腫大を触れます。
3:○ 肥大した前立腺が尿道や膀胱を刺激・圧迫するため、頻尿、特に夜間頻尿がみられます。
排尿困難や残尿感も現れます。
4:× ホルモン補充療法は有効ではありません。
前立腺は男性ホルモンで大きくなるため、治療では男性ホルモンの働きを抑える5α還元酵素阻害薬などを使います。
【ポイント】
前立腺肥大症は内腺から、前立腺癌は外腺(辺縁域)から発生しやすいとされます。
そのため直腸診で触れやすいのは癌で、石様の硬さが特徴です。