正答4
解説
正解は4です。
灸頭鍼に用いる鍼の条件を問う問題です。
灸頭鍼は、刺入した鍼の鍼柄に艾球を付けて燃やし、その熱を鍼を通して深部に伝える方法です。
艾球の重さと燃焼熱に耐えられる鍼を選ぶ必要があります。
鍼柄と鍼体をはんだなどで接合した鍼は、熱で接合部がゆるむおそれがあります。
そのため、機械的に締め付けて固定したカシメ式の鍼柄が適しています。
【選択肢別解説】
1:× 鍼体長30 mmの短い鍼では、燃える艾球と皮膚の距離が近くなり、熱傷の危険が高まります。
灸頭鍼にはより長い鍼を用います。
2:× 鍼体径0.16 mmは最も細い部類の鍼です。
艾球の重みで曲がったり傾いたりしやすいため、灸頭鍼にはより太い鍼を用います。
3:× 鍼柄の表面に凹凸がないと艾球が滑りやすく、燃焼中に落下して熱傷を起こすおそれがあります。
艾球が固定しやすい凹凸のある鍼柄が適します。
4:○ カシメ式は鍼柄と鍼体を機械的に締め付けて接合するため、熱で外れにくい構造です。
灸頭鍼に最も適しています。
【ポイント】
灸頭鍼の鍼は「長め・太め・カシメ式で、艾球が付きやすい鍼柄」と覚えます。
艾球の落下に備えて皮膚を保護する工夫も行います。