正答2
解説
正解は2です。
賃料滞納を理由とする賃貸借契約の解除について、信頼関係破壊の法理と催告・解除の方法が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 賃貸借の解除には、当事者間の信頼関係が破壊されたといえることが必要です(信頼関係破壊の法理)。
一度の滞納だけで当然に信頼関係が破壊されるわけではないので、滞納の理由を調査する必要があります。
2:○ 配達証明付き内容証明郵便を使うと、どのような内容の催告書を、いつ相手に届けたかを証明できます。
そのため、催告を行ったことの裁判上の証拠になります。
3:× 催告と解除の意思表示は、1通の書面でまとめて行うことができます。
「期間内に支払がなければ契約を解除する」という停止条件付きの解除の意思表示も有効です。
4:× 借主が行方不明でも、賃貸借契約が当然に終了することはありません。
契約を終了させるには解除の意思表示が必要で、相手の所在が分からない場合は公示による意思表示(民法98条)などを利用します。
【ポイント】
賃料滞納による解除では「催告」「信頼関係の破壊」「解除の意思表示の到達」の3点がそろう必要があります。
内容証明郵便は、内容と到達を証明する実務上の基本手段です。