賃貸不動産経営管理士「倫理憲章」に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
ア 秘密を守る義務とは、職務上知り得た秘密を正当な理由なく他に漏らしてはならないことであり、賃貸不動産経営管理士の職務に携わっている間、守らなければならない。
イ 賃貸不動産経営管理士は、自らの能力や知識を超える業務を引き受けてはならない。
ウ 賃貸不動産経営管理士は、常に依頼者の立場で職務を行い、万一紛争等が生じた場合には、誠意をもって、その円満解決に努力しなければならない。
エ 賃貸不動産経営管理士は、公共的使命を常に自覚し、公正な業務を通して、公共の福祉に貢献しなければならない。
正答3
解説
正解は3です。
賃貸不動産経営管理士協議会が定める「倫理憲章」の内容が問われています。
倫理憲章は、公共的使命、法令の遵守と信用保持、信義誠実の義務、公正と中立性の保持、専門的サービスの提供および自己研鑽、能力を超える業務の引き受け禁止、秘密を守る義務の7項目からなります。
【記述別解説】
ア:× 秘密を守る義務は、職務に携わっている間だけでなく、職務に携わらなくなった後も守らなければなりません。
「携わっている間」に限定している点が誤りです。
イ:○ 倫理憲章は、自らの能力や知識を超える業務の引き受けを禁止しています。
能力を超える業務を引き受けると、依頼者に損害を与えるおそれがあるからです。
ウ:× 賃貸不動産経営管理士は、常に公正で中立な立場で職務を行うことが求められます。
「常に依頼者の立場で」とする点が誤りです。
紛争が生じたときに誠意をもって円満解決に努める点は正しい内容です。
エ:○ 倫理憲章は、公共的使命を常に自覚し、公正な業務を通じて公共の福祉に貢献することを定めています。
以上より、正しいのはイ・エで、その組合せの3が正解です。
【ポイント】
「依頼者の立場」ではなく「公正・中立」、秘密保持は「職務を離れた後も」という2点がよく狙われます。
賃貸住宅管理は貸主と借主の双方に関わる仕事なので、中立性が強く求められます。