建物各部の漏水や詰まりによる不具合の発生に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
ア 雨水による漏水の原因として、屋上や屋根の防水部分の劣化や破損によって生じるもの、コンクリート等の構造部材のクラックや破損によって生じるものなどがある。
イ 建物内部の漏水は、雨水か入居者の過失又は不注意によるものがほとんどであり、給水管や排水管からの漏水は発生しない。
ウ 入居者の不注意等による漏水としては、洗濯水の溢れ、流し台や洗面台の排水ホースの外れ、トイレの詰まりを放置したことによる漏水などがある。
エ 雨樋に落ち葉などが蓄積し詰まりが生じると、降雨時にオーバーフローを起こし、軒天や破風部に水が回り、建物全体の劣化を早めることがある。
正答3
解説
正解は3です。
建物の漏水や詰まりの原因と、その影響を問う問題です。
ア〜エの○×は記述が適切かどうかを示し、適切な記述(○)の数を数えます。
【記述別解説】
ア:○ 雨水による漏水は、屋上や屋根の防水層の劣化・破損が主な原因です。
コンクリートなど構造部材のひび割れ(クラック)や破損から雨水が浸入することもあります。
イ:× 建物内部の漏水は、雨水や入居者の不注意だけが原因ではありません。
給水管や排水管の劣化・破損による漏水も発生します。
「給水管や排水管からの漏水は発生しない」とする点が誤りです。
ウ:○ 入居者の不注意による漏水の例として、洗濯水のあふれ、排水ホースの外れ、トイレの詰まりの放置などがあります。
エ:○ 雨樋に落ち葉などが詰まると、降雨時にオーバーフローを起こします。
あふれた水が軒天や破風に回り、建物全体の劣化を早めることがあります。
適切な記述はア・ウ・エの3つなので、正解は3の「3つ」です。
【ポイント】
漏水の原因は「雨水」「給排水管」「入居者の不注意」の3系統で整理しましょう。
雨樋やルーフドレンの清掃は、漏水を防ぐ基本的な維持管理です。