正答1
解説
正解は1です。
相続税と贈与税の基本(相続時精算課税、代襲相続、基礎控除、小規模宅地等の特例)を問う問題です。
この問題は最も不適切なものを選ぶので、○ が答え(不適切な記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 相続時精算課税で贈与を受けた財産は、相続時に相続財産に加算されます。
加算される価額は贈与時の評価額で、相続時の評価額と比べて低い方を選ぶ仕組みはありません。
「いずれか低い金額」とする点が不適切です。
2:× 相続を放棄した者は、初めから相続人とならなかったものとみなされます(民法939条)。
代襲相続の原因は死亡・欠格・廃除に限られるので、放棄した者の子は代襲相続できません(民法887条2項)。
記述は適切です。
3:× 遺産に係る基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です(相続税法15条)。
法定相続人が4人なら、3,000万円+2,400万円で5,400万円となります。
記述は適切です。
4:× 小規模宅地等の特例では、貸付事業用宅地等は200㎡までの部分について評価額を50%減額できます。
記述は適切です。
【ポイント】
小規模宅地等の特例は、特定居住用宅地等が330㎡まで80%、特定事業用宅地等が400㎡まで80%、貸付事業用宅地等が200㎡まで50%の減額です。
なお、2024年1月以降の贈与からは、相続時精算課税に年110万円の基礎控除が設けられました。