正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
委任契約における受任者の義務と権利(民法644条以下)を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 受け取った金銭の利息は委任者に引き渡すので、記述は正しい内容です。
受任者は、事務処理に当たって受け取った金銭その他の物と、その果実を委任者に引き渡さなければなりません(民法646条1項)。
利息は果実に当たり、委任が有償か無償かを問わず引渡しの対象です。
2:○ 終了時の報告は省略できないので、この記述が誤りです。
受任者は、委任者の請求があればいつでも処理状況を報告しなければなりません(民法645条)。
さらに、委任が終了した後は、遅滞なくその経過と結果を報告しなければなりません(同条)。
随時の報告をしていても、終了時の報告義務はなくなりません。
3:× 委任者に代わりに弁済するよう請求できるので、記述は正しい内容です。
受任者が事務処理に必要な債務を負担したときは、委任者に自己に代わって弁済するよう請求できます(民法650条2項)。
4:× 費用に利息を付けて請求できるので、記述は正しい内容です。
受任者が必要な費用を支出したときは、その費用と支出の日以後の利息の償還を請求できます(民法650条1項)。
【ポイント】
受任者の義務は善管注意義務・報告義務・受取物の引渡義務、権利は費用償還請求・代弁済請求などと整理しましょう。
管理受託契約は委任(準委任)の性質を持つため、これらの規定がそのまま問われます。