正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
神経の興奮と伝導の基本的な性質を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
運動神経終末からはアセチルコリンが放出され、神経筋接合部で筋を収縮させます。
2:○ 記述が誤りです。
有髄線維は跳躍伝導を行うため、無髄線維より伝導速度が速いです。
3:× 記述は正しいです。
感覚神経は後根を通って脊髄に入り、運動神経は前根から出ます(ベル・マジャンディの法則)。
4:× 記述は正しいです。
刺激で膜電位が閾値を超えると、ナトリウムチャネルが開いて活動電位が生じます。
5:× 記述は正しいです。
静止膜電位は細胞内が外より負で、神経細胞ではおよそ-70mV前後です。
【ポイント】
有髄線維ではランヴィエ絞輪から絞輪へ興奮が跳ぶ跳躍伝導が起こるため、速く伝わります。
後根は感覚、前根は運動という区別も頻出です。
【用語】
跳躍伝導:有髄線維で、興奮がランビエ絞輪から次の絞輪へ飛び飛びに伝わる様式である。
静止膜電位:刺激を受けていない神経細胞の、細胞内が細胞外に対して負になっている電位差である。
脱分極:膜電位が静止時よりプラス側へ変化することで、活動電位が生じる引き金になる。
ベル・マジャンディの法則:脊髄の後根は感覚を、前根は運動を伝えるという神経の走行に関する法則である。
アセチルコリン:運動神経終末から放出され、筋を収縮させる指令を伝える神経伝達物質である。