正答2
解説
正解は2です。
母子感染による先天性感染症と、その代表的な症状の組み合わせを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
先天性トキソプラズマ症では脈絡網膜炎、水頭症、脳内石灰化がみられます。
2:○ 誤った組み合わせです。
先天性風疹症候群の三主徴は白内障、心疾患(動脈管開存症など)、感音難聴です。
皮膚紅斑は代表的な症状ではありません。
3:× 正しい組み合わせです。
先天性サイトメガロウイルス感染症では脳室周囲の石灰化、小頭症、感音難聴がみられます。
4:× 正しい組み合わせです。
新生児の単純ヘルペスウイルス感染症では皮膚の水疱、角結膜炎、脳炎などが生じます。
5:× 正しい組み合わせです。
パルボウイルスB19は胎児の赤血球産生を障害し、高度の貧血から胎児水腫を起こします。
【ポイント】
先天性風疹症候群の三主徴(白内障・心疾患・難聴)は頻出です。
先天性サイトメガロウイルス感染症は小児の感音難聴の重要な原因です。
【用語】
先天性感染症:妊娠中に母体から胎児へ病原体がうつり、出生時に症状を示す感染症である。
トキソプラズマ:原虫の一種で、妊娠中に初感染すると胎児に感染し、脳や眼に障害を起こすことがある。
サイトメガロウイルス:ヘルペスウイルスの一種で、胎内感染すると難聴や小頭症を起こすことがある。
胎児水腫:胎児の全身にむくみや体液の貯留が生じる重い状態を指す。
先天性風疹症候群:妊娠初期の母体の風疹感染により、胎児に白内障・心疾患・感音難聴などを生じる疾患である。