正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
音声障害の性別による発症の差を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 喉頭癌は男性に多く、記述は正しいです。
喫煙や飲酒が主な危険因子で、男性の割合が大きく上回ります。
2:× 心因性失声症は女性に多く、記述は正しいです。
心理的な要因で声が出なくなりますが、咳払いの声は正常に出ます。
3:○ 小児声帯結節は女児ではなく、男児に多いです。
大声を出すなど声の乱用が原因で、活発な男児に多くみられます。
なお、成人の声帯結節は女性に多いです。
4:× 変声障害は男性に多く、記述は正しいです。
思春期の変声期に声の変化がうまく移行せず、高い声が続くものです。
5:× 痙攣性発声障害は女性に多く、記述は正しいです。
発声時に声帯が不随意に強く閉じ、声がつまったり途切れたりします。
【ポイント】
声帯結節は「小児は男児、成人は女性」に多いという対比が頻出です。
【用語】
喉頭癌:喉頭に発生する悪性腫瘍で、喫煙や飲酒が主な危険因子である。
心因性失声症:心理的な要因によって、声帯に異常がないのに声が出なくなる状態である。
小児声帯結節:声の乱用で、小児の声帯に両側性の小さな隆起ができ、嗄声を起こす病変である。
変声障害:思春期の声変わりの時期に、声の高さや声質がうまく移行できない状態である。
痙攣性発声障害:発声時に声帯が不随意に緊張し、声が詰まったり途切れたりする疾患である。