正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
嚥下機能の検査法で評価できることと、その判定基準を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 嚥下内視鏡検査では鼻から内視鏡を入れるため、鼻咽腔閉鎖の様子を観察できます。
記述は正しいです。
2:× 反復唾液嚥下テストは、30秒間に唾液を何回飲み込めるかを数えます。
2回以下(3回未満)を異常と判定し、記述は正しいです。
3:○ 水飲みテストでは不顕性誤嚥の有無は評価できません。
水飲みテストは、むせや呼吸の変化で誤嚥を推定する検査です。
むせのない不顕性誤嚥は外から観察できないため、見逃されます。
4:× 嚥下機能検査では湿性嗄声に注意し、記述は正しいです。
ゴロゴロした声は、喉頭の入口に唾液や食物が残っていることを示します。
5:× 嚥下造影検査ではX線で食塊の動きを見るため、誤嚥の有無を評価できます。
むせのない不顕性誤嚥も確認でき、記述は正しいです。
【ポイント】
不顕性誤嚥の確認には嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査が必要です。
スクリーニング検査で異常がなくても誤嚥は否定できません。
【用語】
嚥下内視鏡検査:鼻から内視鏡を入れて、嚥下時の咽頭の様子を直接観察する検査である。
反復唾液嚥下テスト:30秒間に唾液を何回飲み込めるかを数え、嚥下機能をみるスクリーニング検査である。
水飲みテスト:水を飲んでもらい、むせや声の変化から嚥下機能を調べる検査である。
不顕性誤嚥:むせなどの症状がないまま、食物や唾液が気道に入ってしまうことである。
嚥下造影検査:造影剤を含んだ食物を飲み込んでもらい、X線で嚥下の様子を観察する検査である。
湿性嗄声:のどに唾液や分泌物がたまり、ゴロゴロと湿った感じになる声のかすれである。