正答3
解説
正解は3です。
この問題は効果指標でないものを選ぶので、○ が答えです。
直接訓練(実際に食べ物を用いる訓練)の効果は、安全性・効率・摂取量・食形態の変化で判断します。
【選択肢別解説】
1:× 効果指標です。
食事中のむせの回数や頻度は、誤嚥の徴候として安全性の指標になります。
2:× 効果指標です。
食事の所要時間は、嚥下の効率を表します。
時間がかかりすぎると疲労で誤嚥のリスクが高まるため、重要な指標です。
3:○ 効果指標ではありません。
吃逆(しゃっくり)は横隔膜の不随意な収縮で、嚥下機能の改善を反映する指標ではありません。
4:× 効果指標です。
ゼリーやペーストから、より常食に近い食物形態へ進められるかは、嚥下機能の改善を示します。
5:× 効果指標です。
経口摂取量が増えることは、栄養を口から摂れる能力の向上を示します。
【ポイント】
直接訓練の評価では、むせ・湿性嗄声・呼吸状態・発熱などの安全面と、摂取量・時間・食形態などの機能面を合わせて確認します。
【用語】
直接訓練:実際の食べ物を用いて、口から食べながら行う嚥下訓練のことである。
吃逆:横隔膜が不随意にけいれんして起こる、いわゆるしゃっくりのことである。
食物形態:食べ物の硬さやまとまりなど、食べやすさに関わる性状である。
経口摂取:栄養や水分を、チューブなどでなく口から食べて取り入れることである。
誤嚥:食べ物や唾液、飲み物が食道ではなく、誤って気道に入ってしまうことである。