正答3
解説
正解は3です。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもに用いられる指導法を区別する問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(ASDの指導に用いないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切です。
ABA(応用行動分析)は、望ましい行動を強化して形成する方法で、ASDの療育で広く用いられます。
2:× 適切です。
INREAL(インリアル)は、大人が子どもの発信に合わせて応答し、自発的なコミュニケーションを促す方法です。
3:○ 適切ではありません。
DAF(遅延聴覚フィードバック)は、自分の声を少し遅らせて聞かせる装置です。
主に吃音の発話の流暢性を高める目的で用いられます。
4:× 適切です。
PECS(絵カード交換式コミュニケーション・システム)は、絵カードを相手に渡して要求を伝える方法です。
5:× 適切です。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、対人関係の技能をロールプレイなどで練習する方法です。
【ポイント】
DAFは吃音のほか、話す速度が速すぎるパーキンソン病の発話の速度調整にも使われます。
PECSはABAの原理に基づくAAC(拡大・代替コミュニケーション)の手法です。
【用語】
ABA:応用行動分析の略で、行動の原理を使って望ましい行動を増やしていく支援法である。
INREAL:インリアル・アプローチと呼ばれ、大人が子どもの発信を受け止めて応答し、自発的なやりとりを促す方法である。
DAF:遅延聴覚フィードバックの略で、自分の声を少し遅らせて本人に聞かせる装置である。
PECS:絵カード交換式コミュニケーション・システムの略で、絵カードを渡して要求を伝える方法である。