正答5
解説
正解は5です。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の評価に用いる検査を問う問題です。
この問題は評価法として適切でないものを選ぶので、○ が答え(ASDの評価法ではない検査)です。
【選択肢別解説】
1:× CARS(小児自閉症評定尺度)は、行動観察などから自閉症の有無と重症度を評定する尺度です。
2:× サリー・アン課題は、他者の誤った信念を推測できるかを調べる心の理論の課題で、ASDの評価に用いられます。
3:× PEP-3(自閉児・発達障害児教育診断検査 三訂版)は、TEACCHプログラムで用いられるASD児の発達と行動の評価法です。
4:× ストレンジストーリーは、皮肉や比喩などを含む物語から登場人物の意図を推測させる、高次の心の理論の課題です。
5:○ URAWSS(小学生の読み書きの理解)は、読み書きの速度などを測り、読み書き障害の支援を検討するための検査で、ASDの評価法ではありません。
【ポイント】
心の理論の課題には、一次の誤信念課題(サリー・アン課題)と、より高次のストレンジストーリーなどがあります。
読み書き障害の評価には、URAWSSのほか、STRAW(小学生の読み書きスクリーニング検査)なども用いられます。
【用語】
自閉症スペクトラム障害:社会的なやりとりの困難と、こだわりの強さを特徴とする発達障害で、ASDともいう。
CARS:小児自閉症評定尺度の略で、自閉症の程度を行動観察から評価する尺度である。
サリー・アン課題:他者が自分と異なる信念をもつことを理解できるかを調べる心の理論の課題である。
PEP-3:自閉児・発達障害児教育診断検査三訂版のことで、発達の強みや弱みを評価して指導計画に生かす。
ストレンジストーリー:登場人物の意図や感情を推測させる、高次の心の理論を調べる課題である。
URAWSS:小学生の読み書きの理解と呼ばれる検査で、読み書きの速度などから読み書きの困難を評価する。