正答1
解説
正解は1です。
聴覚障害幼児が日本語の文法を獲得していく順序を問う問題です。
文法は、語をつなげた短い文から、節を組み合わせた複雑な文へと段階的に獲得されます。
【選択肢別解説】
1:○ 複文は、複数の節を接続して一つの文にしたもので、選択肢の中で文の構造が最も複雑です。
そのため、獲得が最も遅くなります。
2:× 従属文は、主節に「〜とき」「〜から」などの従属節が付いた文です。
複数の節を自在に組み合わせる複文より前の段階で獲得されます。
3:× 過去形は、動詞の活用の基本的な形です。
多語文が出てくる時期に比較的早く獲得されます。
4:× 2語文は、2つの語をつなげた最初期の文です。
選択肢の中で最も早く獲得されます。
5:× 順接談話は、「〜して、それから〜した」のように出来事を起こった順に並べて語る談話です。
接続の関係が単純なため、複文より早く獲得されます。
【ポイント】
文法の獲得は、2語文のような短い文が先に、節を組み合わせる複文が最後になると整理しましょう。
聴覚障害児では、助詞や複文などの文法の獲得が遅れやすく、評価と指導の重点になります。
【用語】
複文:一つの文の中に、主語と述語の組が二つ以上入っている文である。
従属文:主となる節に従って、条件や理由などを表す節を含む文である。
順接談話:出来事を起こった順に「それから」などでつないで語る、接続の関係が単純な談話である。
2語文:二つの単語をつなげた短い文で、文法の始まりとなる言語発達の段階である。