正答5
解説
正解は5です。
自閉スペクトラム症の子どものパニックには、感覚の過敏さや見通しの立たなさなどの原因があります。
原因に合わせて環境を調整し、本人が困らない方法を整えることが基本です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 適切な対応です。
偏食が強い場合は、食べられる食品や調理形態に変えて、無理なく食事ができるようにします。
2:× 適切な対応です。
感覚過敏がある場合は、苦手な音やにおい、味などの刺激を減らします。
3:× 適切な対応です。
活動の切り替えが難しい場合は、スケジュールを示して1日の見通しを持てるようにします。
4:× 適切な対応です。
意思表現が難しい場合は、「いらない」などの拒否をカードや身振りで伝える手段を教えます。
5:○ 適切でない対応です。
感情を抑えられずにパニックになっているときに理由を説明させても、本人は答えられず、さらに混乱が強まります。
まず静かな場所で落ち着かせ、振り返りは落ち着いてから行います。
【ポイント】
自閉スペクトラム症の支援では、視覚的な手がかりを使った構造化が有効です。
パニックの場面では、叱ったり説明を求めたりせず、刺激を減らして落ち着くのを待ちます。
【用語】
自閉症スペクトラム障害:対人関係の難しさとこだわりの強さを特徴とする発達障害である。
パニック:強い不安や混乱により、感情を抑えられなくなって起こる激しい反応である。
感覚過敏:音、におい、味などの刺激を、ふつうより強く不快に感じる状態である。
偏食:特定の食べ物しか受けつけず、食べられる種類が極端に限られる状態である。
構造化:場所や予定、手順などを視覚的に分かりやすく整理して示し、見通しをもてるようにする支援である。