正答2
解説
正解は2です。
耳鳴の診断では、聴力の状態と、耳鳴の高さ・大きさ・遮蔽のされ方を調べます。
この問題は必要でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× ラウドネス・バランス検査は必要です。
耳鳴と同じ大きさに聞こえる音の強さを求め、耳鳴の大きさを評価します。
2:○ 前庭誘発筋電位検査(VEMP)は必要ではありません。
VEMPは球形嚢や卵形嚢と前庭神経の機能を調べる平衡機能の検査です。
3:× ピッチ・マッチ検査は必要です。
耳鳴と同じ高さの音を選ばせ、耳鳴の周波数を評価します。
4:× 遮蔽検査は必要です。
どの程度の雑音で耳鳴が聞こえなくなるかを調べ、治療法の選択の参考にします。
5:× 純音聴力検査は必要です。
多くの耳鳴は難聴を伴うため、聴力の状態を確認することが診断の基本になります。
【ポイント】
耳鳴の検査は「純音聴力・ピッチマッチ・ラウドネスバランス・遮蔽検査」がセットです。
VEMPはめまいの診断に用いる検査です。
【用語】
耳鳴:外部の音がないのに、耳や頭の中で音が聞こえる自覚症状である。
ピッチ・マッチ:耳鳴の音の高さに一致する音を探して、その周波数を調べる検査である。
ラウドネス・バランス:耳鳴の音の大きさを、別の純音の大きさと比べて調べる検査である。
遮蔽検査:別の音を聞かせて、耳鳴が隠れるかどうかを調べる検査である。
VEMP:前庭誘発筋電位の略で、音刺激に対する筋の反応から耳石器の機能を調べる検査である。