正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
神経心理学では、症状と病巣の関係を考えるための基本的な原理や考え方があります。
【選択肢別解説】
1:○ 組み合わせが誤りです。
離断の原理は、脳の領域どうしを結ぶ線維が断たれることで症状が生じるという考え方です。
意図性と自動性の乖離は、バイヤルジェ・ジャクソンの原理の内容です。
2:× 組み合わせは正しいです。
二重乖離の原理は、病巣の異なる患者で二つの機能の障害が逆の形で現れることから、それぞれの機能が独立し別の部位に関係すると考えるものです。
3:× 組み合わせは正しいです。
ボトムアップ処理は、入力された感覚データから出発して認識を組み立てるデータ駆動型の処理です。
4:× 組み合わせは正しいです。
トップダウン処理は、知識や予測の枠組みに当てはめて入力を解釈する概念駆動型の処理です。
5:○ 組み合わせが誤りです。
バイヤルジェ・ジャクソンの原理は、意図的にはできない行為が自動的な場面ではできるという、意図性と自動性の乖離を指します。
抽象的態度の喪失はゴールドシュタインの考え方です。
【ポイント】
選択肢1と5は、組み合わせる内容が入れ替わっていると考えると理解しやすいです。
意図性と自動性の乖離は、失語症や失行でよくみられる現象です。
【用語】
離断の原理:脳の領域どうしを結ぶ線維が断たれることで、症状が生じるとする考え方である。
二重乖離の原理:二つの機能の障害が逆の形で現れることから、それらが独立した機能と考える原理である。
ボトムアップ処理:入力された感覚の情報から出発して、認識を組み立てていく情報処理の方式である。
トップダウン処理:知識や予測をもとに、入力された情報を解釈していく情報処理の方式である。
バイヤルジェ・ジャクソンの原理:意図的にはできない動作が、自動的な場面ではできるという乖離を説明する原理である。