正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
言語聴覚療法の対象者には高齢者や重い疾患をもつ人が多く、身体面と情報面の両方でリスク管理が必要です。
【選択肢別解説】
1:○ 活動性が高まると廃用性の機能低下が生じやすいというのは誤りです。
廃用症候群は、安静や不活動によって生じます。
活動性が高まったときに注意すべきなのは、過用による疲労や転倒などです。
2:× 転倒、誤嚥・窒息のリスクが高いという記述は正しいです。
対象者には運動障害や嚥下障害をもつ人が多く、訓練中の転倒や、摂食訓練での誤嚥・窒息に注意が必要です。
3:× 指導方針の説明が十分理解されない場合があるという記述は正しいです。
失語症や認知症などで理解が難しいことがあるため、説明の方法を工夫し、家族にも伝えます。
4:× 個人情報が思わぬ形で流出するリスクがあるという記述は正しいです。
記録や検査用紙の置き忘れ、会話の立ち聞きなどにも注意が必要です。
5:○ 職種間、部門間での個人情報の共有が不適切というのは誤りです。
チーム医療では、治療やケアに必要な範囲で多職種が情報を共有することが不可欠です。
適切に管理したうえで共有します。
【ポイント】
廃用は「動かさないこと」で生じ、過用は「動かしすぎること」で生じます。
個人情報は「漏らさない」ことと「必要な人で共有する」ことの両立が求められます。
【用語】
リスクマネジメント:事故や危険の発生を予測して、あらかじめ防止策を講じ、被害を最小限にする取り組みである。
廃用:体や機能を使わないでいることで、筋力や体力などが低下する現象である。
過用:体や機能を使いすぎることで、かえって機能が悪化する現象である。
誤嚥:食べ物や唾液などが、食道ではなく気管に入ってしまうことである。