正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
疫学で用いる指標の定義を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 罹患率の説明は正しいです。
一定の観察期間内に新たに発生した患者の数を、観察対象集団の人数(または人年)で割ったものです。
2:× 有病率の説明は正しいです。
ある一時点で、その疾病をもっている人の割合を示します。
3:○ 境界域とされた人の率を偽陽性率とするのは誤りです。
偽陽性率は、実際には病気でない人のうち、検査で誤って陽性と判定された人の割合です。
「1−特異度」に当たります。
4:× 致命率が主に急性疾患の重症度を示すのに適するという記述は正しいです。
致命率は、その疾病にかかった人のうち、その疾病で死亡した人の割合です。
5:× 0歳児の平均余命を平均寿命というのは正しいです。
平均寿命は、生まれたばかりの子どもが平均してあと何年生きられるかを示します。
【ポイント】
罹患率は「新たな発生」、有病率は「ある時点で病気をもつ人」と区別しましょう。
偽陽性率は「1−特異度」、偽陰性率は「1−感度」です。
【用語】
罹患率:一定期間内に、新たにその病気にかかった人の割合を示す指標である。
有病率:ある一時点で、その病気をもっている人の割合を示す指標である。
偽陽性率:実際には病気でない人のうち、検査で陽性と判定されてしまう人の割合である。
致命率:ある病気にかかった人のうち、その病気で死亡した人の割合である。
平均余命:ある年齢の人が、平均してあと何年生きられるかを表した年数である。
平均寿命:0歳の平均余命のことで、生まれたばかりの子どもが平均して生きられる年数を示す。