正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
拡大・代替コミュニケーション(AAC)は、話しことばを補ったり代わりに使ったりする手段の総称です。
ジェスチャー、書字、コミュニケーションボード、電子機器などが含まれます。
【選択肢別解説】
1:× 複数の手段を導入するという記述は正しいです。
場面や相手によって使いやすい手段が違うため、いくつかの手段を組み合わせます。
2:× 急性期から導入するという記述は正しいです。
早期から意思疎通の手段を確保することで、本人の不安を減らし、意思を医療に反映できます。
3:○ 軽度例では不要というのは誤りです。
軽度でも、電話や職場、役所など特定の場面では喚語困難や理解の問題が生じます。
必要な場面に合わせたAACの活用が役立ちます。
4:× 習得のための訓練が必要という記述は正しいです。
失語症の人は記号やボードを使う力も障害されることがあり、実際の場面で使えるよう練習が必要です。
5:× コミュニケーション相手への指導も行うという記述は正しいです。
家族や周囲の人がAACの使い方や話しかけ方を理解することで、やりとりが成立しやすくなります。
【ポイント】
AACは重度の人だけのものではありません。
重症度や時期を問わず、必要な場面に合わせて導入します。
【用語】
拡大・代替コミュニケーション:話し言葉を補ったり、代わりになったりする、絵、文字、機器などの手段を用いたコミュニケーションの方法で、AACと略される。
急性期:病気やけがの発症直後で、病状が変化しやすく安定していない時期を指す。
コミュニケーションボード:絵や文字、写真などを並べた板で、指さしによって意思を伝えるために用いる道具である。