正答4
解説
正解は4です。
検査の信頼性(結果が安定しているか)と妥当性(測りたいものを測れているか)の種類を問うています。
既存の検査との相関を調べる分析が、どれにあたるかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× 内的整合性は、検査の項目どうしが同じものを一貫して測っているかを示す信頼性の指標です。
クロンバックのα係数で表します。
2:× 内容的妥当性は、検査の項目が測りたい領域を偏りなく含んでいるかを示す妥当性です。
主に専門家の判断で検討します。
3:× 再検査信頼性は、同じ人に時間をおいて同じ検査を行ったときに、結果が安定しているかを示します。
4:○ 基準関連妥当性は、新しい検査の得点が、すでに妥当性が確かめられた外部の基準とどれだけ相関するかで検討します。
本問ではウェクスラー記憶検査が外部の基準にあたります。
同じ時期に実施して比べる場合は、併存的妥当性とも呼ばれます。
5:× 検査者間信頼性は、異なる検査者が評価しても同じ結果になるかを示す信頼性です。
【ポイント】
妥当性には、内容的妥当性、基準関連妥当性、構成概念妥当性があります。
信頼性には、再検査信頼性、内的整合性、検査者間信頼性があります。
【用語】
基準関連妥当性:新しい検査が、すでに確立した外的基準とどの程度対応しているかを示す指標である。
内的整合性:検査の項目同士がどの程度一貫した結果を示すかを表す信頼性の指標である。
内容的妥当性:検査の項目が測ろうとする内容を十分にカバーしているかを示す指標である。
再検査信頼性:同じ人に同じ検査を繰り返したとき、結果がどれだけ安定しているかを示す指標である。
検査者間信頼性:異なる検査者が同じ対象を評価したときの結果の一致度を示す指標である。