正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
開鼻声は、鼻咽腔閉鎖が不十分なために、声が鼻に抜けて響く状態です。
口蓋裂言語検査(2007年)では、母音「ア」と「イ」の発声と、文や会話で開鼻声を聴覚的に判定します。
【選択肢別解説】
1:○ 「ア」は口を大きく開ける広母音で、開鼻声を判定する課題音の一つです。
2:○ 「イ」は口の中の狭めが強い狭母音です。
口の中に音がこもりやすいため、鼻への響きが目立ちやすく、開鼻声の判定に用いられます。
3:× 「ウ」は開鼻声の聴覚判定の課題音ではありません。
検査では「ア」と「イ」に絞って評価します。
4:× 「エ」は開鼻声の聴覚判定の課題音ではありません。
5:× 「オ」は開鼻声の聴覚判定の課題音ではありません。
【ポイント】
開鼻声の評価では、聴覚的な判定に加えて、鼻息鏡で呼気が鼻から漏れていないかも確認します。
口の開きが異なる「ア」と「イ」の両方で調べることで、開鼻声を判定しやすくします。
【用語】
口蓋裂言語検査:口蓋裂に伴う構音や鼻咽腔の機能を評価するための標準的な検査である。
開鼻声:発声時に鼻咽腔閉鎖が不十分で、息が鼻に抜けて声が鼻にかかる状態である。
聴覚的評価:検査者の耳で聞いて、声や構音の特徴を判断する評価方法である。
鼻咽腔閉鎖:発声や嚥下のときに、軟口蓋と咽頭壁が動いて鼻腔と口腔の間をふさぐ働きである。