正解を3つ選んでください。
正答1・4・5
解説
正解は1と4と5です。
肥厚性瘢痕とケロイドの違い、瘢痕拘縮の治療が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 肥厚性瘢痕は傷の範囲内にとどまる赤い隆起です。
時間の経過とともに赤みが薄れ、平らになっていきます。
2:× ケロイドの発生率には人種差があります。
白人より黒人やアジア系などの有色人種に多く発生します。
3:× ケロイドは、もとの傷の範囲を越えて周囲の正常皮膚に広がる点が特徴です。
範囲内にとどまるのは肥厚性瘢痕です。
4:○ 耳介は、ピアスの穴などからケロイドが生じやすい好発部位です。
前胸部や肩、下腹部も好発部位です。
5:○ 瘢痕拘縮は、Z形成術などの局所皮弁や植皮で緊張をゆるめて治療します。
【ポイント】
肥厚性瘢痕は「傷の範囲内で自然に軽快」、ケロイドは「傷の範囲を越えて広がり自然軽快しにくい」という対比が重要です。
【用語】
肥厚性瘢痕:傷あとが赤く盛り上がるが、もとの傷の範囲内にとどまる瘢痕である。
ケロイド:傷あとが盛り上がり、もとの傷の範囲を越えて周囲に広がっていく瘢痕である。
瘢痕拘縮:傷あとが縮んで皮膚がつっぱり、関節などの動きを制限してしまう状態である。
Z形成術:傷あとをZ字に切開して皮弁を入れ替え、つっぱりをゆるめる形成外科の手術法である。