正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
妊娠中に母体から胎児へ感染(胎内感染)して、先天性の難聴を起こすウイルスが問われています。
【選択肢別解説】
1:× ムンプスウイルスは、生後の感染で起こる流行性耳下腺炎の原因です。
一側性の高度感音難聴(ムンプス難聴)を起こしますが、胎内感染による先天性難聴の原因ではありません。
2:× 水痘帯状疱疹ウイルスは、主に生後の再活性化によるラムゼイ・ハント症候群で、顔面神経麻痺や難聴を起こします。
胎内感染による難聴の代表的な原因ではありません。
3:○ サイトメガロウイルスは、先天性感染による難聴の原因として最も多いウイルスです。
出生時は聴力が正常でも、後から難聴が進むことがあります。
4:○ 風疹ウイルスは、妊娠初期の感染で先天性風疹症候群を起こします。
感音難聴・白内障・心疾患が三大症状です。
5:× 麻疹ウイルスは、生後の感染で難聴や亜急性硬化性全脳炎を起こすことがありますが、胎内感染による先天性難聴の代表ではありません。
【ポイント】
先天性の非遺伝性難聴の原因として、先天性サイトメガロウイルス感染症が最も多いとされます。
風疹は予防接種で防げる感染症です。
【用語】
胎児期性感染:妊娠中に母体から胎児へ感染することで、先天性の障害の原因となる。
サイトメガロウイルス:先天性感染として難聴の原因となるヘルペスウイルスの仲間で、成長後に難聴が進むこともある。
風疹ウイルス:妊娠初期に感染すると、胎児に難聴や白内障、心疾患などを起こすウイルスである。
ムンプスウイルス:流行性耳下腺炎の原因となるウイルスで、感染後に高度な感音難聴を起こすことがある。
水痘帯状疱疹ウイルス:水痘と帯状疱疹の原因となるウイルスで、顔面神経麻痺や難聴を伴うこともある。