正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
聴性行動反応聴力検査(BOA:Behavioral Observation Audiometry)は、音を聞かせたときの乳児の反射や反応を観察する検査です。
反応の例として、驚愕反射(モロー反射)や瞬目、音のする方を見る反応などがあります。
【選択肢別解説】
1:× 軽度難聴は検出できません。
乳児が反応を示す音の大きさは閾値よりかなり大きいので、BOAでわかるのは中等度以上の難聴の有無です。
2:× 左右別の聴力検査はできません。
スピーカーや楽器で音場に音を出すので、両耳のうち良い方の耳の反応をみることになります。
3:× 条件反応を形成しないのがBOAの特徴です。
条件づけを行うのは、条件詮索反応聴力検査(COR)や視覚強化式聴力検査(VRA)です。
4:○ 太鼓・鈴などの楽器、音の出るおもちゃ、呼びかけの声などを音刺激として使います。
5:○ 新生児期(生後0か月)から実施できます。
反射の観察が中心なので、条件づけができない月齢でも検査できます。
【ポイント】
乳幼児の聴力検査は、BOA(0か月〜)、COR・VRA(おおむね6か月〜)、遊戯聴力検査(3歳ごろ〜)と、月齢に応じて選びます。
【用語】
聴性行動反応聴力検査:音を聞かせたときの乳児の反射や行動の変化を観察して、聴力を調べる検査である。
条件反応:特定の刺激と結びつけて学習させ、刺激に対して一定の反応を示すようにしたものである。
条件詮索反応聴力検査:音のする方を向くと光る人形などが見えるよう条件づけて、乳幼児の聴力を調べる検査で、CORと略される。
音場:スピーカーなどから音を出し、両耳で音を受ける空間の状態をいう。