正解を3つ選んでください。
正答2・3・4
解説
正解は2と3と4です。
機能回復訓練は、障害のメカニズムを分析し、患者本人の意思を尊重しながら、生活に役立つ機能の回復を目指して行うものです。
【選択肢別解説】
1:× 患者の希望より専門職の判断を常に優先するのは誤りです。
訓練の目標や内容は、患者の希望を尊重し、本人と話し合いながら決めます。
2:○ 障害の特性と発現のメカニズムを分析して訓練を行うのは正しいです。
どの処理段階が障害されているかを評価し、それに合った訓練を選びます。
3:○ 自立した生活や地域参加につながる訓練を優先するのは正しいです。
リハビリテーションの目的は、生活機能を高めて社会参加を実現することにあります。
4:○ 低下した機能の基盤となる能力を訓練するのは正しいです。
基盤の能力が改善することで、その上に成り立つ機能の回復が期待できます。
5:× 理解が困難な患者にもインフォームド・コンセントは必要です。
本人に理解できる方法で説明を工夫し、必要に応じて家族などの代諾者にも説明します。
【ポイント】
訓練は「評価に基づく計画」「本人中心の目標設定」「生活への還元」を軸に考えます。
説明と同意は、障害の程度にかかわらず欠かせません。
【用語】
機能回復訓練:低下した機能の回復を目的として、評価に基づいて行う訓練を指す。
インフォームド・コンセント:治療や訓練の内容を十分に説明されたうえで、本人が同意することを指す。
代諾者:本人の同意能力が十分でないときに、本人に代わって説明を受け同意する家族などを指す。
発現メカニズム:症状が生じるしくみや過程を指し、訓練を計画するときの分析の対象になる。
自立生活:必要な支援を受けながらも、自分の選択と決定に基づいて営む生活を指す。