正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(訓練する音の順序を決める要因ではないもの)です。
構音訓練では、習得しやすく効果が出やすい音から始めるのが原則です。
【選択肢別解説】
1:× 構音操作の難易度は、順序を決める要因です。
舌や唇の動きが単純で、練習しやすい音から取り組みます。
2:× 構音発達の順序は、順序を決める要因です。
通常の発達で早く習得される音から訓練すると、無理なく進められます。
3:○ 保護者の希望は、訓練する音の順序を決める要因ではありません。
保護者の思いへの配慮は大切ですが、順序は構音の評価結果に基づいて専門的に判断します。
4:× 誤り方の一貫性は、順序を決める要因です。
いつも同じように誤る音か、正しく言えることもある音かによって、訓練の進めやすさが変わります。
5:× 被刺激性の有無は、順序を決める要因です。
手本を聞かせると正しく言える音は、短期間で改善しやすいため、先に取り組むことが多いです。
【ポイント】
訓練音の選択では、被刺激性があり、誤りが一貫せず、発達的に早く、操作が易しい音から始めます。
1つの音を習得させ、その後ほかの音へ広げていきます。
【用語】
被刺激性:手本となる音を聞かせたり見せたりすると、誤っていた音を正しく構音できる性質を指す。
構音操作:舌や唇などを動かして語音をつくる運動を指し、音によって難しさが異なる。
構音発達:子どもの発達に伴い、語音を正しく発音できるようになる過程を指す。
誤り方の一貫性:同じ音の誤り方が毎回同じ形で現れる程度を指し、訓練の進めやすさの目安になる。