正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
この問題は誤っているものを2つ選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
神経筋疾患と、その代表的な症状の組み合わせを問う問題です。
選択肢1と2は、病態が入れ替わっています。
【選択肢別解説】
1:○ パーキンソン病の代表的な症状は、ミオトニアではなく安静時振戦です。
ほかに筋強剛、無動、姿勢反射障害がみられます。
2:○ 筋強直性ジストロフィーの代表的な症状は、安静時振戦ではなくミオトニアです。
ミオトニアは、強く握った手をすぐに開けないなど、筋の収縮後の弛緩が遅れる現象です。
3:× 多発性硬化症で眼球運動障害がみられるのは、正しい組み合わせです。
内側縦束の病変によって、内側縦束症候群などの眼球運動障害が起こります。
4:× 脊髄小脳変性症で協調運動障害がみられるのは、正しい組み合わせです。
小脳の障害により、失調性歩行や失調性構音障害が生じます。
5:× 進行性核上性麻痺で姿勢反射障害がみられるのは、正しい組み合わせです。
病初期から姿勢反射障害が強く、後方へ転倒しやすいのが特徴です。
【ポイント】
パーキンソン病の四大症状は、安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢反射障害です。
筋強直性ジストロフィーは、ミオトニアに加えて、斧様顔貌や白内障、心伝導障害などを伴います。
【用語】
ミオトニア:筋の収縮後に弛緩が遅れる現象で、強く握った手がすぐに開けない症状である。
安静時振戦:筋を使わず安静にしているときに現れるふるえで、パーキンソン病の主症状である。
多発性硬化症:中枢神経の髄鞘が複数の部位で障害され、症状の再発と寛解を繰り返す疾患である。
脊髄小脳変性症:小脳やその連絡路が徐々に障害され、協調運動障害が進行する疾患である。
進行性核上性麻痺:垂直方向の眼球運動障害や、転びやすさを特徴とする神経変性疾患である。
姿勢反射障害:体のバランスを保つ反射が低下し、転びやすくなる状態である。