正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
先天性一側性難聴では、反対側の耳の聴力が正常なため、言語の発達は通常ほぼ正常に進みます。
一方で、両耳で聞くことの利点が失われます。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
一側性難聴では、良い方の耳で音声を聞いて言語を獲得できます。
そのため、発話明瞭度は通常低くなりません。
2:× 正しい記述です。
音の方向は左右の耳に届く音の時間差や強さの差で判断するため、一側性難聴では分かりにくくなります。
3:× 正しい記述です。
蝸牛神経(聴神経)の低形成は、先天性一側性難聴の主な原因の一つです。
4:× 正しい記述です。
両耳で聞くと雑音の中から目的の音を聞き分けやすくなりますが、一側性難聴ではその効果が失われます。
5:× 正しい記述です。
新生児聴覚スクリーニングは片耳ずつ検査するため、一側性難聴も検出されます。
【ポイント】
一側性難聴では、騒音下の聞き取り、音源定位、難聴側からの話しかけの聞き取りが問題になります。
学校では座席の配慮などが必要です。
【用語】
先天性一側性難聴:生まれつき片耳だけに聴力の低下がある難聴で、反対の耳は正常である。
新生児聴覚スクリーニング:生後間もない時期に、難聴の疑いがある赤ちゃんをふるい分ける検査である。
音源定位:音がどの方向から聞こえてくるかを判断する働きである。
聴神経:内耳からの音の情報を脳へ伝える神経で、蝸牛神経ともいう。
発話明瞭度:話した内容が、聞き手にどれだけ正しく伝わるかを表す指標である。