正解を3つ選んでください。
正答3・4・5
解説
正解は3と4と5です。
人工内耳を使用する人の日常生活や医療上の注意点が問われています。
人工内耳は、体内に埋め込む受信装置・電極と、体外のサウンドプロセッサ・送信コイルからなります。
【選択肢別解説】
1:× MRI検査には制限があります。
体内の受信装置に磁石があるため、機種ごとに定められた条件を守る必要があります。
条件によっては、磁石の除去や頭部の固定などの対応が必要です。
2:× AED(自動体外式除細動器)の使用は禁忌ではありません。
救命が優先され、パッドは人工内耳の埋め込み部から離して貼ります。
3:○ 送信コイルの故障の原因として、汗などの湿気が多いです。
体外装置は湿気に弱いため、乾燥ケースを使うなどの手入れが勧められます。
4:○ 断線した送信ケーブルの交換は、健康保険の給付対象とされています。
消耗しやすい体外部品として、交換が保険で認められています。
5:○ 静電気が生じやすい場所では、サウンドプロセッサを外します。
静電気により体外装置の故障や、設定(マップ)の破損が起こることがあるためです。
【ポイント】
人工内耳の装用者には、MRI・静電気・水濡れ・強い衝撃への注意を指導します。
手術時の電気メスの使用にも制限があります。
【用語】
人工内耳:内耳の蝸牛に電極を入れ、音を電気信号にして聴神経を刺激する装置である。
サウンドプロセッサ:人工内耳の体外部で、マイクが拾った音を電気信号に変える装置である。
送信コイル:サウンドプロセッサからの信号を、磁石で皮膚越しに体内の受信装置へ送る部品である。
AED:自動体外式除細動器の略称で、心停止の際に電気ショックを与える機器である。
マップ:人工内耳で、電気刺激の強さなどを個人ごとに調整した設定のことである。