正答5
解説
正解は5です。
音声障害の評価には、検査者が聴いたり測ったりする評価と、患者自身が答える自覚的評価があります。
【選択肢別解説】
1:× GRBAS評価は、検査者が声を聴いて嗄声の程度と種類を5項目で評定する聴覚心理的評価です。
患者自身の評価ではありません。
2:× 平均呼気流率は、発声中に流れる呼気の量を機器で測る空気力学的検査です。
他覚的な評価です。
3:× 最長発声持続時間は、母音をできるだけ長く出してもらい、その時間を測る検査です。
検査者が計測する他覚的な評価です。
4:× APQ(振幅変動指数)は、声の波形の振幅が周期ごとにどれだけ揺らぐかを解析した値です。
音響分析による他覚的な評価です。
5:○ Voice Handicap Index(VHI)は、声の問題が生活や心理面に与える影響を、患者自身が質問紙に回答して評価するものです。
自覚的評価の代表です。
【ポイント】
音声の評価は、聴覚心理的評価(GRBAS)、空気力学的検査、音響分析、自覚的評価(VHIなど)を組み合わせて行います。
【用語】
GRBAS評価:嗄声の総合的な程度と、粗糙性・気息性・無力性・努力性を聴覚的に段階評価する方法である。
平均呼気流率:発声中に1秒間に流れる呼気の平均量で、声門からの息漏れの程度を反映する。
最長発声持続時間:楽に出せる母音をできるだけ長く出し続け、その時間を測る呼吸・発声機能の検査である。
APQ(振幅変動指数):声の振幅の周期ごとの変動の大きさを表す指標で、声のゆらぎの評価に用いる。
Voice Handicap Index:声の問題が日常生活にどれだけ影響するかを、患者自身が質問票に答えて評価する指標である。