第100回 助産師国家試験 午後問91
Aさん(19歳)。
半年で7 kgの体重増加があり、4か月間月経がなかったため、婦人科外来を受診した。
「友人関係のストレスで甘いものばかり食べ過ぎてしまったと思う。最近、にきびが増えて気になる。体調はそんなに悪くはない」と言う。
既往歴に特記すべきことはない。
初経は12歳で月経周期は30日型であった。
性交経験はない。
身長157 cm、体重70 kg。
脈拍74/分、血圧120/70 mmHg。
診察の結果、乳房、陰毛の発育は正常。
経腹超音波検査で、両側卵巣は軽度腫大しており、片側 10 個以上の小さい卵胞を認める。
A さんの血中ホルモン値として予想されるのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の臨床像(両側卵巣腫大・10個以上の小卵胞・稀発月経)に合致する症例で、ホルモン値はテストステロン高値(高アンドロゲン血症)とLH高値(LH/FSH比>2)が特徴である。
1のプロラクチン高値は高プロラクチン血症(脳下垂体腺腫等)に特徴的でPCOSの主所見ではない。
4のFSH高値は卵巣機能不全(早発閉経)でみられ、PCOSではLHが高くFSHは正常〜やや低値。
5のエストラジオール測定感度以下はターナー症候群や早発卵巣不全の所見で、PCOSは卵胞数が多くエストラジオールは正常〜やや高値。
PCOSの診断はロッテルダム基準で。まとめて解く
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