第103回 助産師国家試験 午後問93
Aさん(38歳、初産婦)。
妊娠26週3日。
身長160cm、体重64kg(非妊時体重60kg)。
本日の75gOGTTで負荷前105mg/dL、1時間値190mg/dL、2時間値160mg/dLであり、妊娠糖尿病と診断された。
児は無事に出生した。
出生体重 3,800 g。
Apgar〈アプガー〉スコアは1分後 8 点、 5 分後 10 点。
生後1時間、児のバイタルサインは直腸温 36.8 ℃、呼吸数 55/分、 心拍数 150/分。
経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98 %(room air)であり、診察上明らかな異常所見は認めなかった。
この児に注意すべき合併症はどれか。
正答1
解説
正解は1。
GDM母体から出生した児は出生体重3,800gの巨大児傾向で、胎児期の高インスリン状態が出生後も持続するため「新生児低血糖」を生じやすい。
出生後早期の血糖測定と早期授乳が必須。
2の低体温は巨大児では起こりにくく一般的にバイタル安定、3の頭蓋内出血は分娩外傷(鉗子・吸引)時に注意、4の新生児一過性多呼吸(TTN)は帝王切開・早産で多い、5の先天性甲状腺機能低下症はマススクリーニング対象だがGDMの直接合併症ではない。
GDM児の新生児管理プロトコルでは、生後30分・1・2・4・6・12時間の血糖測定と低血糖時の補正(糖水・10%ブドウ糖輸液)を行う。
助産師は出生直後の早期母児接触と早期授乳で血糖維持を支援する。まとめて解く
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