第103回 助産師国家試験 午後問94
Aさん(33歳、初産婦)。
30歳で甲状腺機能亢進症を発症し、Basedow〈バセドウ〉病の診断により甲状腺亜全摘術を受け、レボチロキシンの内服を継続していた。
Aさんは無月経を主訴に産婦人科を受診して、妊娠6週相当と診断された。
また、診察で子宮体部の筋層内に複数の子宮筋腫が指摘されて子宮体部全体は新生児頭大であった。
医師の診察後に A さんは「子宮筋腫ができているなんて知りませんでした。
妊娠や出産にどのような影響がありますか」と助産師に聞いた。
助産師が行う A さんへの説明で正しいのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
子宮筋腫合併妊娠では筋腫により子宮収縮性異常・血流障害・羊膜の刺激から「切迫早産・早産」のリスクが上昇する。
1の先天異常リスク増加はない、2の出産後子宮全摘は通常不要(産褥期の筋腫変性・出血で手術となる場合あり)、3の妊娠糖尿病との直接関連は乏しい、4の子宮破裂は筋腫核出術後妊娠では起こりうるが筋腫合併そのものでは破裂頻度は低い。
筋腫合併妊娠の合併症には切迫早産・前置胎盤・常位胎盤早期剝離・産後出血・帝王切開率上昇・筋腫変性疼痛があり、ハイリスク妊娠として管理。
助産師は腹痛・子宮収縮の訴えに敏感に対応し、早期発見・早期介入につなげる。まとめて解く
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