第106回 助産師国家試験 午後問99
A さん(31 歳、 1 回経産婦)は既往歴に特記すべきことはない。
妊娠経過は順調であった。
妊娠 38 週 6 日に陣痛発来し、 2 時に入院した。
分娩第 2 期遷延のためオキシトシンを用いて陣痛を促進し、23 時に 2,980 g の男児を出産した。
Apgar〈アプガー〉スコアは 1 分後、 5 分後ともに 9 点であった。
分娩所要時間 22 時間、分娩時出血量 450 mL、会陰裂傷Ⅱ度、分娩後 2 時間の母児の経過は良好であった。
退院 2 週、A さんから「昨夜から左のおっぱいが痛いです。朝食後、急に寒気がして熱を測ったら 38.6 ℃ありました」と病院に電話があり、母乳外来を受診するよう勧めた。
30 分後、A さんは夫に付き添われて来院した。
このときの観察項目で優先度が高いのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「乳房の硬結の有無」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「乳房の外傷」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「副乳の有無」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3の「乳頭亀裂の有無」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4は、設問で問われた優先度が高いものの条件に合う。
5の「乳房の大きさの左右差」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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