正答1
解説
正解は1です。
仰臥位で膝を伸ばしたまま下肢を挙上する訓練は、SLR(straight leg raising)訓練と呼ばれます。
股関節の屈曲で脚を持ち上げる間、膝関節を伸展位に保つ役割を大腿四頭筋が担います。
【選択肢別解説】
1:○ 大腿広筋群は膝関節を伸展位のまま保持しており、筋の長さを変えずに張力を発揮しています。
関節運動を伴わないこの収縮は、等尺性筋収縮です。
2:× 等張性筋収縮は、筋が長さを変えながら一定の負荷に抗して収縮するものです。
SLR中の大腿広筋群は膝を動かさないため、等張性収縮ではありません。
3:× 遠心性筋収縮は、筋が張力を発揮しながら引き伸ばされる収縮です。
大腿広筋群は引き伸ばされていないため、該当しません。
4:× 求心性筋収縮は、筋が短縮しながら張力を発揮する収縮です。
SLRで求心性に働くのは股関節を屈曲させる腸腰筋や大腿直筋であり、大腿広筋群ではありません。
【ポイント】
SLR訓練は膝関節に負担をかけずに大腿四頭筋を強化できるため、膝の術後や変形性膝関節症で多用されます。
「等尺性=長さ一定」「求心性=短縮しながら」「遠心性=伸ばされながら」と整理します。