正答2
解説
正解は2です。
特徴的な顔貌は、診断の手がかりになる重要な視診所見です。
疾患と顔貌の正しい組合せを選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 顔面神経麻痺では、眼瞼を開けられないのではなく、閉じられなくなります。
眼輪筋が麻痺するため閉眼できず、白目が見える兎眼になります。
眼瞼が開けられない眼瞼下垂は、動眼神経麻痺や重症筋無力症でみられます。
2:○ 重症筋無力症では、一見すると眠たそうな顔貌になります。
神経筋接合部の障害で、眼瞼下垂や表情筋の筋力低下が起こるためです。
症状は夕方や疲労時に強くなる日内変動が特徴です。
3:× 大量のステロイド投与では、三日月のような顔貌ではなく、満月のような丸い顔貌になります。
これを満月様顔貌(ムーンフェイス)と呼びます。
4:× バセドウ病では、仮面のような顔貌ではなく、眼球突出がみられます。
仮面様顔貌は表情が乏しくなるパーキンソン病の特徴です。
【ポイント】
満月様顔貌はクッシング症候群、仮面様顔貌はパーキンソン病、眼球突出はバセドウ病、眼瞼下垂は重症筋無力症と対応させます。
顔面神経麻痺は「閉眼できない」がポイントです。