正答1
解説
正解は1です。
上腕骨骨幹部骨折は、骨折線と三角筋付着部の位置関係で近位骨片の転位方向が変わります。
付着部より遠位の骨折では、近位骨片が三角筋に引かれて外転・前方へ転位します。
そのため、遠位骨片を近位骨片の方向に合わせる肢位で固定します。
【選択肢別解説】
1:○ 肩関節外転70度は正しい固定肢位です。
三角筋で外転した近位骨片に遠位骨片を合わせるため、肩関節を約70〜80度外転位にします。
2:× 水平屈曲50度は大きすぎます。
近位骨片の前方転位に合わせる水平屈曲は約30〜45度とされます。
3:× 肘関節屈曲120度は誤りです。
上腕骨骨折の固定では肘関節を直角位(90度屈曲)とします。
4:× 前腕回外位は誤りです。
前腕は回内・回外の中間位で固定します。
【ポイント】
三角筋付着部より遠位の骨折では、肩関節外転70〜80度・水平屈曲30〜45度・肘関節直角位・前腕中間位で固定します。
付着部より近位の骨折では、近位骨片が大胸筋などで内転するため、肩関節は軽度外転位にとどめます。