正答2
解説
正解は2です。
RICE処置は急性外傷の応急処置で、安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字です。
E(挙上)は患部を心臓より高く保つ処置です。
【選択肢別解説】
1:× 関節可動域の保持はRICE処置の目的ではありません。
急性期は損傷部を安静に保つことが優先で、可動域の維持は回復期に行います。
2:○ 患部を心臓より高くすると、重力によって静脈血やリンパ液が心臓へ戻りやすくなります。
その結果、組織間への体液の貯留が減り、腫脹や内出血が抑えられます。
3:× 神経伝導速度を速めることは目的ではありません。
むしろI(冷却)は神経伝導速度を遅くして痛みを和らげます。
4:× 血管透過性の亢進は腫脹を強める変化であり、目的とは逆です。
RICE処置は冷却や圧迫によって血管透過性の亢進を抑え、腫脹を防ぎます。
【ポイント】
I(冷却)は代謝と神経伝導を抑え、疼痛と二次的な組織損傷を軽減します。
C(圧迫)とE(挙上)は、腫脹の抑制が主な目的です。