正答1
解説
正解は1です。
この問題は離断性骨軟骨炎について誤っているものを選ぶので、○が答え(誤った記述)です。
離断性骨軟骨炎は、関節軟骨とその下の骨(軟骨下骨)の一部が壊死して母床から分離していく疾患で、成長期に多くみられます。
【選択肢別解説】
1:○ 離断性骨軟骨炎は股関節に多いわけではありません。
好発部位は膝関節の大腿骨内側顆、肘関節の上腕骨小頭、足関節の距骨です。
2:× 変性壊死であるという記述は正しいです。
繰り返す外力による血行障害で軟骨下骨が壊死し、骨軟骨片が分離していくと考えられています。
3:× MRIは診断に有用であるという記述は正しいです。
エックス線でわかりにくい初期の病変や、骨軟骨片の安定性を評価できます。
4:× 野球をする小学生に好発するという記述は正しいです。
投球動作で肘の外側に圧迫力が繰り返し加わり、上腕骨小頭に発生します。
【ポイント】
骨軟骨片が完全に遊離すると関節内遊離体(関節ねずみ)となり、関節のひっかかりや動かなくなる症状(ロッキング)を起こします。
初期であれば投球の中止などの保存療法で修復が期待できるため、早期発見が重要です。