10 歳の女児。
立ち幅跳びの着地で膝関節を屈曲した際に受傷した。
直後の外観写真(別冊 No. 6)を別に示す。
誤っているのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
写真では、向かって右の膝で膝蓋骨が膝の外側へずれて大きく隆起しており、膝前面の正常な膝蓋骨の輪郭が消えています。
膝屈曲時に受傷した10歳女児であり、膝蓋骨外側脱臼の外観です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
膝蓋骨が外側へ外れるときに引き伸ばされて断裂するのは、外側膝蓋支帯ではなく内側膝蓋支帯(内側膝蓋大腿靱帯)です。
2:× 正しい記述です。
内側広筋(特に斜頭)は膝蓋骨を内側へ引き寄せる筋なので、これを強化すると再脱臼の予防になります。
3:× 正しい記述です。
内側膝蓋支帯が断裂するため、皮下出血は膝蓋骨の内側を中心に発生します。
4:× 正しい記述です。
外反膝、Q角の増大、膝蓋骨高位、大腿骨滑車の形成不全などのアライメント異常は、膝蓋骨脱臼の危険因子です。
【ポイント】
膝蓋骨脱臼のほとんどは外側脱臼で、思春期の女子に多くみられます。
内側膝蓋支帯の断裂、膝蓋骨内側の圧痛と皮下出血、内側広筋の強化をセットで覚えましょう。