正答1
解説
正解は1です。
棘上筋腱の不全断裂で疼痛が生じる部位を問う問題です。
棘上筋は肩甲骨の棘上窩から起こり、肩峰の下を通って上腕骨の大結節に停止します。
腱板の断裂は、停止部の近くで起こりやすい損傷です。
【選択肢別解説】
1:○ 棘上筋腱は大結節の上部に停止するため、断裂すると大結節部に圧痛と運動時痛が生じます。
肩峰の直下で腱が圧迫されやすい部位でもあります。
2:× 小結節には肩甲下筋が停止します。
小結節部の疼痛は肩甲下筋腱の損傷を疑う所見です。
3:× 結節間溝には上腕二頭筋長頭腱が通ります。
結節間溝部の疼痛は長頭腱炎などを疑う所見です。
4:× 肩甲棘上窩は棘上筋の起始部です。
腱の断裂は停止部の大結節側に起こるため、起始部に疼痛が生じるわけではありません。
【ポイント】
腱板の停止部は、大結節に棘上筋・棘下筋・小円筋、小結節に肩甲下筋です。
疼痛部位から損傷された腱を推定できるよう、停止部を確実に覚えましょう。