正答3
解説
正解は3です。
肩腱板損傷でみられる所見と、肩の徒手検査の対象を問う問題です。
腱板損傷では、肩を動かしたときの疼痛や筋力低下に加え、断裂部が擦れる軋轢音(クレピタス)を触知することがあります。
【選択肢別解説】
1:× スピードテストは上腕二頭筋長頭腱の検査です。
肘伸展・前腕回外位で肩を屈曲させ、抵抗を加えて結節間溝部の疼痛をみます。
2:× サルカス徴候は肩関節の下方不安定性をみる検査です。
上肢を下方へ引くと肩峰の下にくぼみ(サルカス)が生じれば陽性です。
3:○ クレピタスは肩腱板損傷でみられる所見です。
断裂した腱板や滑液包が肩峰の下で擦れ、肩を動かしたときに軋轢音や軋轢感として触知されます。
4:× ヤーガソンテストは上腕二頭筋長頭腱の検査です。
肘90度屈曲位で前腕の回外に抵抗を加え、結節間溝部の疼痛をみます。
【ポイント】
腱板損傷の所見は、有痛弧徴候・ドロップアームサイン・クレピタスなどです。
スピードテストとヤーガソンテストは、どちらも上腕二頭筋長頭腱の検査としてまとめて覚えましょう。