正答4
解説
正解は4です。
肩甲下筋の損傷を調べる徒手検査を問う問題です。
肩甲下筋は肩甲骨の前面から起こって小結節に停止し、肩関節の内旋に働く腱板の筋です。
したがって、内旋筋力をみる検査で損傷が明らかになります。
【選択肢別解説】
1:× ドロップアームテストは主に棘上筋腱の断裂をみる検査です。
他動的に外転させた上肢をゆっくり下ろさせ、保持できずに落ちれば陽性です。
2:× 有痛弧徴候は、肩の外転60〜120度付近で疼痛が出る所見です。
棘上筋腱などが肩峰の下で挟まれることで生じ、肩甲下筋に特異的ではありません。
3:× インピンジメント徴候は、腱板や滑液包が肩峰の下で挟まれるかをみる検査です。
主に棘上筋腱の障害で陽性となります。
4:○ リフトオフテストは、手背を腰に当てた位置から手を背中から離させる検査です。
この動作は肩関節の内旋筋である肩甲下筋の力を必要とするため、損傷があると手を離せません。
【ポイント】
肩甲下筋の検査には、リフトオフテストのほかベリープレステストがあります。
腱板の検査は、外転なら棘上筋、外旋なら棘下筋・小円筋、内旋なら肩甲下筋と作用で整理しましょう。