正答1
解説
正解は1です。
便秘は、腸の形に異常がある器質性便秘と、腸の働きに問題がある機能性便秘に分けられます。
機能性便秘は、さらに弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘に分類されます。
【選択肢別解説】
1:○ 大腸がんでは、腫瘍によって腸の内腔が狭くなり、便が通りにくくなります。
腸の形の異常による便秘なので、器質性便秘の原因になります。
2:× 弛緩性便秘は、腸の筋力が低下してぜん動運動が弱まることで起こります。
高齢者に最も多い便秘であり、まれではありません。
3:× けいれん性便秘は、ストレスなどで腸が過度に緊張して起こります。
大きく柔らかい便ではなく、ウサギの糞のような小さく硬い便が出ます。
4:× 直腸性便秘は、便が直腸に送られてきても便意が起こらない、または便意を我慢する習慣で起こります。
便が直腸に送られてこないためではありません。
5:× 抗コリン薬や鎮痛薬(オピオイド)、鉄剤など、便秘を起こす薬剤は多くあります。
服薬の多い高齢者では、薬剤による便秘はまれではありません。
【ポイント】
高齢者に多いのは弛緩性便秘です。
「けいれん性はウサギの糞のような便」「直腸性は便意の低下」「器質性は腸の形の異常」と区別しましょう。