第115回 看護師国家試験 午後問228
A ちゃん( 7 歳、女児)は両親と弟( 2 歳)の 4 人で暮らしている。
下校中に転倒して右手を地面についた。
夕食時に母親が A ちゃんの異変を感じ、A ちゃんに尋ねたところ「転んで肘が痛い」と話したため救急外来を受診した。
その結果、利き腕である右側の上腕骨の骨折が判明したため、入院して直ちに全身麻酔下で内固定術を受け、ギプス固定された。
手術から 2 か月、A ちゃんは母親と共に抜釘術のため再入院した。
母親は「私は、前回の手術は急なことだったのでよく覚えていないです。A もよく覚えていないみたいで『手術が怖い』と言っています」と話した。
母親への看護師の返答で最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4(選択肢4番目「Aちゃんに説明します」)。
学童期の小児は自分で理解し対処したいという欲求を持ち、本人への発達段階に応じた説明(プレパレーション)が手術前後の不安軽減・主体的参加・トラウマ予防のため重要である。
手術への不安を軽減し、主体的に治療に参加できる環境をつくることが、再手術への適応とその後の心理的健康に寄与する。
1の「前回頑張れたから大丈夫」は本人の不安を否定する関わり。
2の母親へのオリエンテーションは必要だが、本人へのプレパレーションが優先される(小児の権利として説明を受け同意・賛意:assentを示す権利がある)。
3の母親からの説明任せは医療者の説明責任を放棄するもの。
プレパレーションは年齢に応じた方法(言葉、絵本、人形、ビデオ、ロールプレイ、医療体験プログラムなど)で具体的に行うことが効果的である。まとめて解く
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