正答1
解説
正解は1です。
日本人の食事摂取基準(2010年版)で用いられる指標の定義を問う問題です。
出題当時は2010年版が使われており、問題文もそれに沿っています。
【選択肢別解説】
1:○ 「集団の50%の人が必要量を満たすと推定される摂取量」は、推定平均必要量(EAR)です。
集団の必要量の分布の中央値に当たる値です。
2:× 推奨量(RDA)は、集団のほとんど(97〜98%)の人が必要量を満たすと推定される摂取量です。
推定平均必要量に標準偏差の2倍を加えて算定されます。
3:× 目安量(AI)は、推定平均必要量を算定できない場合に、一定の栄養状態を維持するのに十分な量として設定される値です。
この量を摂取していれば、不足のリスクはほとんどありません。
4:× 耐容上限量(UL)は、健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限です。
過剰摂取による健康障害を防ぐための指標です。
5:× 目標量(DG)は、生活習慣病の一次予防のために、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量です。
【ポイント】
推定平均必要量では50%の人が不足し、推奨量では2〜3%の人が不足すると考えます。
2015年版以降、目標量は「生活習慣病の発症予防」を目的とする指標として整理されています。