正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
日本人の食事摂取基準(2015年版)で、水溶性ビタミンの推定平均必要量(EAR)をどのような根拠で決めたかを問う問題です。
欠乏症の予防を根拠にしたものと、体内の飽和量を根拠にしたものがあります。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンB1は、脚気の予防ではなく、尿中排泄量が増え始める摂取量(体内飽和量)から算定されました。
2:○ ビタミンB2は、尿中ビタミンB2排泄量が増大し始める摂取量から算定されました。
体内が飽和すると余った分が尿に出る性質を利用しています。
3:○ ナイアシンは、欠乏症であるペラグラの発症を予防できる最小摂取量から算定されました。
尿中のナイアシン代謝物の排泄量を指標にしています。
4:× ビタミンB12は、尿中排泄量ではなく、悪性貧血患者の血液学的な所見を正常に保つ量から算定されました。
5:× ビタミンCは、壊血病の予防ではなく、心臓血管系の疾病予防と抗酸化作用が期待できる量から算定されました。
【ポイント】
ビタミンCは、壊血病予防に必要な量より多い量が推定平均必要量となっています。
ビタミンB1とB2は「尿中排泄量が増え始める量」と、セットで覚えましょう。