正答3
解説
正解は3です。
ホルモン受容体、神経伝達物質、神経の伝導など、生体の情報伝達の仕組みを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 脂溶性ホルモンの受容体は、細胞膜ではなく細胞内(細胞質や核)にあります。
ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンは、細胞膜を通過して細胞内の受容体に結合します。
2:× セカンドメッセンジャーは、細胞間ではなく細胞内の情報伝達に働きます。
cAMPやカルシウムイオンなどが、受容体からの情報を細胞内に伝えます。
3:○ 副交感神経の節後線維の終末から放出される伝達物質は、アセチルコリンです。
アセチルコリンは、効果器のムスカリン受容体に結合して作用します。
4:× シナプスにおける情報伝達は、双方向ではなく一方向です。
神経伝達物質は、シナプス前膜から放出され、シナプス後膜の受容体に結合するためです。
5:× 神経活動電位の伝導速度は、無髄線維より有髄線維の方が速くなります。
有髄線維では、髄鞘のすき間(ランビエ絞輪)を飛び越える跳躍伝導が起こるためです。
【ポイント】
水溶性ホルモンは細胞膜受容体、脂溶性ホルモンは細胞内受容体に結合します。
副交感神経の節後線維はアセチルコリン、交感神経の節後線維は主にノルアドレナリンです。